SHIKIとは、和服の枠を越える幅広い用途に向けて、黒田佐織が提案する布づくりのラインです。
SHIKIの布と、黒田佐織のきものとには、絶対的な共通点と決定的な相違点があります。

まず、絶対的な共通点とは何か？
それは、「つかう人にストレスを与えない布を織る」ということです。
きものもスカーフも、人の肌に直接触れるものです。
いかに見た目が美しかろうとも、心地よくなければ纏う人の愛情は薄れ、気持ちは離れていくものです。
長く愛され、その布となら共に心地よい一日を過ごせる。
そんな布づくりのために、素材選び・制作・仕上げまで、全て黒田佐織の手で妥協無く行います。

つぎに、決定的な相違点とは何か？それは、布作りのスタート地点です。
着物はその役割がスタート地点であり、用途・目的がはっきり決まっています。
ですから、織られる布にもいくつかの規則があるといえます。

SHIKIのスタートは「こんな布が欲しい」という、私自身をも含めた、布をつかう人の「想い」です。
そこにはまず「アイデア」や「気持ち」があり、原則的に、出来上がるべき布に規則はありません。
贈り物のスカーフやショール、レストランの壁を飾るタペストリー等、さまざまな方の想いを布にしてきました。 これからもずっと、誰かの大切な1枚を織り続けます。
次にSHIKIの布になるのは、きっとあなたの想いです。

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