ありがとう　さようなら

いろいろあって、去年の終わりちかくに屋移りしました。 風呂から琵琶湖の花火は見えませんが、大津市民になりました。 母やヤンガ・ブラザ、孫ズ、ミケビッチたちとも離れて　シロカマさんと二人暮らしに戻りました。 と、いっても 車で30分も走ればいつでも会いに行けます。 ヤンガ・シスタは相変わらず沖縄暮らしですが、彼女にも飛行機に乗れば会いに行けます。 父は、もっとずっと遠いところで暮らすことになりました。 たとえ宇宙船に乗っても会いに行けない遠いところへ、旅立ちました。 今頃　大好きだった犬や猫、気の早かった友人たち、そして彼にとって永遠のスターだった祖父と 穏やかに暮らしているとおもいます。 何百万回、何千万回、何億回 いろんなひとの口から出た言葉かわからないけど 失ってからしか気付けない愛　なんか　なんで　あるのかな。 ヒトの大脳新皮質が発達してこのかた最も残酷なシナプスの働きだ　　と　おもうよ。 ゴハンを食べに来ていたキツネ親子や狸たちが気がかりですが 京都の家に帰ることはもうありません。 たくさん笑って、たくさん食べて、たくさん眠って 宝物を宝物とも思わずに　宝物に囲まれて　あの家で育つことができて幸せでした。 ありがとう。 新しい家は4階にあって、超絶猫くさいけれど、空が広いです。 ちゃんと経糸が巻けるだけの、細長い部屋を選びました。 ベランダで洗い張りはちょっと難しいけど、何とかやってみようと思ってる。 台所で糸を染めるのは、今に始まったことじゃないし。 頑張ってみるよ。